海老名JCT外回りの渋滞原因は他でも指摘されていますが、線形の悪さ、合流の余裕がないこと、東名上り下り・小田原厚木道路からの合流が1車線に集約されていることにあります。

どうしてこのような設計になってしまったのか、おそらく設計前の協議などの制約によりこのような設計になったのかと。

あくまでも推測ですが、

⑴ 相模川を渡る橋は東名高速と一体化した橋にして欲しいとの要望があった

⑵ 相模川を渡る橋の条件として、川を斜めに渡す横断が不可能

⑶ 工事費、用地費削減のため出来るだけ狭いエリアでのJCTが求められた

⑷ 長い設計期間の間に諸条件が変わりすぎて変更をする時間がなさすぎた

⑸ あくまでも第2東名(新東名)と同時期の開通予定の設計だった

ざっと考えついたのは以上の通りでした。

構造上、線形上の問題はもちろんありますが、設計条件、協議事項による制限から、こうならざるを得なかったのか…

ユーザーが完成品を使った後に、ちぐはぐなものを感じるのはパソコンや電化製品でもよくあります。このあたりは近いうちに組織によるジレンマというかそのあたりをテーマに記事にしてみたいと考えています。

渋滞の解消はなかなか厳しいですが、2次災害としての大事故が発生しないよう祈るばかりです。

※ 特に事故注意箇所

⑴ 東名高速上り、真ん中の車線を走っている場合、圏央道に入りそびれた割り込み車への衝突

⑵ 東名御殿場方面から圏央道にアクセスする際、東名上りからの合流箇所(左急カーブ後すぐに合流)
東名上りからが優先、余裕もほとんどないため、実質一時停止か…
空いている夜中は特に注意。また一時停止している際の後方からの追突も注意したいが、防ぎようがない。

大惨事のパターンは、東京方面から大型トラック、御殿場方面から自家用車。
初めて通るドライバーが、御殿場方面側は当然優先だと思って合流に突っ込み、視認しにくい東京側からのトラックが減速せずに衝突。
夜中の空いてる時間が一番起きやすいかと。

この防止方法は、やはり一番てっとり早いのが下り側からを優先に改良。
ボコボコ等の強制減速、ジレンマですが。

追記
※ 海老名JCTの東京方面からの合流優先箇所は8月末に、御殿場方面からが優先になった模様です。

【続き】
圏央道 海老名JCT 渋滞解消は新東名伊勢原〜圏央道海老名南開通の4年後か!?
http://ezhcom.blog.jp/archives/39475862.html