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こんばんは。
週末に首都高中央環状品川線が開通しました。 このトンネルは山手通りの地下をシールド工法によって建設されました。
シールド工法は地上からの開削が発進立坑、中間立坑、到達立坑といった立坑だけとなります。
リニア中央新幹線の都市部の地下も、首都高と同様のシールド工法で建設されます。
リニア中央新幹線新相模原駅(橋本駅、現相原高校)は、駅箇所は駅そのものの躯体が建設されるため開削工事にて建設、その両端からシールド工法で名古屋側、品川側にトンネルを建設されると推測されます。


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一般的に都市部の地下工事では、開削工事が不可能な場合は、シールドマシンを使った推進工法が採用されます。 
ここ最近では、自分の知っている限りですが、横浜、川崎の下水の雨水貯留管(都市部の洪水対策として大雨の際一時的に雨水・川水を貯めておく施設・管)がシールド工法にて施工されました。
地上から見ると、発進立坑しか見えないため、まさか地下でこんな大規模な工事が行われてるとは想像もつきません。


【シールド工法概略】
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工法の詳細はWikipediaでご覧ください。
写真の青い円盤がゆっくりと回りながら掘削(切削)していきます。円形に掘削したところにセグメント(写真上)を組みたてていきトンネルを完成させます。
なお、Wikipediaの補足ですが、円形の掘削面とセグメントとの間に隙間が若干出ますが、これはマシンの内部から圧力を掛けてモルタル等を注入し隙間を埋めていきます。
掘削した土砂・汚泥は立坑から外に搬出していきます。

工法の詳細→Wikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%B3


【リニア相模原新駅(橋本駅)のシールド工法】
昨年JR東海から発表された平面図、縦断図だけから推測すると、以下の図のように、駅箇所は土留めにより開削、そこを発進立坑代わりにして名古屋方面、品川方面へとシールドマシンを発進させると考えられます。 


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【橋本駅の建設発生土…作業専用道路】
リニア橋本地下駅、シールド工法によって発生する残土、いわゆる建設発生土はかなりの量になります。処分地はまだ決まってないようですが、これは大型トラックで処分地まで運ばれます。
残土運搬などの工事作業車の専用道路、つまり16号と作業現場(相原高校)を直結する作業専用道路が必要不可欠となります。
現在の橋本駅南口の商店街通りでは、一般交通に新たに工事用作業車を含めた容量がなさそうです。また、安全性にも問題がありそうです。
そのため、そのまま完成後の橋本駅のメインストリートになると思われますが、16号と作業現場となる相原高校を直接結ぶ作業専用道路を新規に建設すると思われます。

リニア橋本駅に関する情報もお待ちしています。 

【首都高トンネル徒然】
当ブログは、本来リニア橋本駅の記事を中心にしてましたが、圏央道関係からのアクセスが多数となってきました。 
道路・高速マニアの方も多いのでご存知かもしれませんが、首都高のトンネルについて徒然書きます。

首都高中央環状線(池袋~品川)をもう通った方も多いと思いますが、トンネルのほとんどは円形断面です。
円形断面はシールドマシンによって掘削された箇所です。
また、走っている途中に円形以外の四角形、若干開けた箇所に気付きますが、ここは工事施工当時はシールド工法の立坑として利用されたところになります。つまり地上から掘削されたところです。

首都高で、四角形の断面となっているトンネルは、地上から掘削しコンクリートを現場打ちして作られたトンネルです。

湾岸線の東京都と神奈川県の境、羽田空港手前、東京湾アクアラインとのJCT手前、多摩川を横断するトンネルは沈埋工法という工法で建設されました。 



海上から掘削用の船で多摩川川底を掘削し、船で引っ張って運ばれてきたトンネル(分割されたユニット、筒状、真ん中の写真)をそこに沈めて建設されました。 
大学時代にちょうど建設中で、友人達と4人で見学させてもらい、説明をされて???でした。トンネルを船で?…
その友人の1人は今は首都高で…


(参考)JR東海 リニア 東京〜名古屋 平面図 縦断図  http://company.jr-central.co.jp/company/others/construction/