こんばんは!
今日は行政が主体となって行う再開発、区画整理事業について簡単に書きます。

リニア橋本駅周辺は下の図の通りです。黄色は相原高校、青色は東電関係の施設となります。

ざっくりですが、橋本駅の再開発、区画整理事業の範囲は、国道16号線と横浜線、アリオ横から橋本五差路の三角形の範囲が対象となりそうです。




行政主体の土地区画整理事業は、基本的に、対象地区の地権者との合意が必要となります。
区域内は新設道路の面積は増えますが、区画整理の基本は、その用地については地権者みんなで提供しあって行政は出資はしません。

この通常の区画整理事業だと、地権者はもともと所有してた土地が100とすると、新設道路分に差し出した結果90とか80とかになり、地権者は所有面積が減ります。
しかし区画整理整理事業の基本的な考え方は、事業によって土地の評価額が上がるから、そこは保障しませんよ…
これが区画整理事業の基本的な考え方です。
区画整理事業は非常に時間と労力を要してしまうのは、この考え方にあります。

「税金を投入すればいいではないか!」とも思います。しかし、それだと区画整理の範囲外の人からすると、不平等感がある!(税金を投入して一部の人の不動産価値があがるのはずるい)ということから、この基本的な考え方が生まれています。

このあたりは時代の価値観、考え方なので、何が正論か…というのは非常に難しい問題となっています。都市計画に限らず、現在の行政のあり方の課題、問題とも言えます。

本来でしたら、都市計画というのは、トップダウンでこそ真価が発揮出来ますが、「平等に、公平に」という現在の税金投入の考え方からは限界が見えてきます。

そうなると素人的には、一層のこと再開発地域全体を民間企業に買い取ってもらって、民間主導で再開発を行い行政はその後押しをする…ほうがいい都市計画になるのではないかとも思わざるを得ません。

今回の橋本駅の都市再開発は、例えば、JR東海、JR東日本、その他のディベロッパーが主体となる民間事業として行い、行政はそれに見合った道路などのインフラ整備をするなど。

余談ですが、2年ほど前、西橋本のコーナンは、六本木ヒルズで有名な森グループの投資ファンド(森トラスト総合リート投資法人)が購入しました。

あくまでもコーナンなどの賃料といったテナントの利回りの良さが取得の目的のようですが。将来的には、再開発もここから始めようとしているのかとも想像がつきます。

詳しくは下記をご覧下さい。

森トラスト総合リート投資法人

また続き書きます。

【続き】森トラストのコーナン西橋本店買収…