ebina_library001


こんばんは。
写真は昨年なにかと話題になった海老名の市立図書館です。 

TSUTAYAへの民間委託等で話題にのぼったので覚えてる方も多いかと思います。

図書館は老若男女の憩いの場でもあり、選書や空間設計に魅力があれば、地域の憩いの場、街のオアシスになる、というのが最近のトレンドとなっています。meweのインナーガーデンや橋本図書館は規模こそ小さいながらも、街のオアシスになっています。

12年前、初めて橋本図書館を見た時、CDのレンタルや左手の幼児のコーナー等の存在などに驚かされました。
改めて考えると、かなり画期的な先駆的な図書館だったんだなと。

橋本駅再開発や相模原駅再開発の委員会の議事は着々と進んでいます。

2月後半に橋本駅・相模原駅に美術館の計画という発表がありました。

個人的には複合型図書館が欲しかった…。と残念でした。


【集客力・都市力アップの施設…】

相模原市の都市計画マスタープランにおいて「相模原駅・橋本駅の都心・副都心」構想が掲げられています。
橋本駅はリニアの集客力に見合った都市基盤整備が今後計画が進められていくと思われます。おそらく課題点としてあげられているのは小田急多摩線延伸の相模原駅の集客力です。

当初、集客力のアップとして、サッカー競技場等のスタジアム等も検討に入っていたようですが、今現在、「美術館」が計画されています。 


【市外からの集客力と地元還元】

都市の活性化・集客力のアップは、もちろん都市計画において十分に議論すべきです。また、近隣の相模原市民への還元というのも今後十分に議論して頂けたらと思います。

再開発により集客力が上がれば、当然地域商圏内の小売業も活性化され再開発の意義はあると思います。しかし、出来れば「たまにしか行かないような施設ではなく周辺住民が日常的に利用されるような施設」も切望します。

個人的には、相模原駅は米軍基地が返還されるならば昭和記念公園とまではいかなくても、井の頭公園並みの大規模な都市型の公園が出来たらな…と思います。

立川駅の再開発が成功し、多摩地区の中心都市が官公庁も含め、八王子から立川にとして機能するようになったのは、元々鉄道のターミナル駅であったことや、地元住民の積極的な再開発への参加、そして「昭和記念公園」の存在も大きかったと思います。

特にこの時期の昭和記念公園の賑わいは、むしろ混み過ぎの感もありますが、立川駅の都市としての魅力の大きな要素となっています。


【橋本図書館の魅力・重要性】

橋本図書館の魅力は
① 駅ビルにある利便性
② インナーガーデンと一体化された開放性
③ 居心地の良さ 
④   幼児コーナーといった当時にしては先駆的な施設

反対に不満は
① 蔵書量
②    学生、社会人、お年寄りのニーズの割りには手狭

自分はこのような感想を持っています。 
ただ活用・運用方法によっては、元々先駆的な図書館なので、大きく化ける可能性を秘めています。



写真をアップしながら、やはりインナーガーデンは素敵だな…と…
県内の駅ビルでこれだけ素敵な空間を確保してるのは自分の知っている限り橋本駅だけ。 

下の写真は、クイーンズスクエアのみなとみらい駅です。
みなとみらいの近未来的なデザインですが、自分はそうなんですがベンチに座ろう…という気分になりません。
無機的で落ち着かないという理由です。

meweのインナーガーデンと、みなとみらいのオープンスペースは規模は全く違いますし、デザインは主観的なものなので優劣は付けられません。

ただmeweのインナーガーデンのデザインは橋本、相模原のイメージ戦略の一環としてセールスポイントともなり得るものだと思います。




【図書館は街中のオアシス】

図書館は暗黙の了解で騒いではいけないエリアであり、街の喧騒の中でオアシスのような施設でもあります。

橋本図書館の一番の魅力はインナーガーデンとの一体化された空間設計であり配置設計です。 

ここ最近話題になるリニューアルされた図書館は、スタバやカフェ等といった民間との複合施設ですが、一言で表すならやはり「図書館はオアシス」と位置付けられると思います。 

また10年以上前に作られた橋本図書館は幼児コーナーがある等、立案者の先見性を随所に感じられます。

今は、キドキドといった民間の室内幼児施設が流行っています。羨ましいな…と思うのが、八王子セレオのキドキドは八王子市民が無料で使用出来ること。
こういった空間の提供も図書館と並んで行政サービスで行われたらいいなの思います。

図書館は地元住民の日常的な施設でもあり、目に見える大きな行政サービスでもあります。

特にここ最近の「スタバでノートパソコンやタブレットを楽しむ」「カフェで読書する」というニーズは、新しい「図書館の空間としての重要性」を示唆しています。

街の方向性は、ビジネス街、商業都市等ありますが、リニアが橋本駅で開業しても、今のように地元密着の街で発展していくのが理想だと個人的に思います。



【再開発では複合型図書館を提言】

橋本図書館は書籍の新規見直し、それだけでも魅力は増しますが、橋本駅を再開発するなら、現在のように駅に近接した複合型の図書館が新設されたら嬉しいなと思います。 

具体的には
① 現在のような開放的なインナーガーデンを中心とし、それに付随する図書館。
② 新たなインナーガーデンのデザインは今のデザイン設計を踏襲。
③ 本来の蔵書としての図書館機能はもちろん、学生用の勉強空間を増やす。
④ 図書館エリアは1フロアとし、同フロアにカフェや憩いの場・室内公園を設ける。


基本は今のインナーガーデンの大型版が個人的には理想です。

更に妄想をすると、今の図書館内・インナーガーデンから丹沢の山並みが見えたらいいな…と。



※追記 2016.5.6

mewe橋本 インナーガーデンの建築設計は日建設計が行ったようです。


※追記 2016.6.16

「はまれぽ.com」で「2つの美術館計画」の記事が出ています。