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こんばんは。

今日、東洋経済ONLINEで「池袋駅のLRT(路面電車)構想」が記事になっていました。

http://toyokeizai.net/articles/-/135204?page=2

路面電車やモノレールといいた新交通システム、街づくりに興味関心のある方は自分も含めて多いと思います。 
スマホではこの計画図を堪能出来ませんので、ぜひタブレットやパソコンでこの計画図を見てみてください。

この写真をじっくり見ると、かなりワクワクするというか楽しそうで子供心くすぐられますよね。

私が記事を読んでいて最もドキドキしたのは下記の区長の考えです。

「普通のLRTを走らせても人は乗らない。人を呼び込むためには乗って楽しい"トラム"を作らないと」。
つまり、豊島区が目指しているのは、観光列車的な乗りものなのである。



【池袋の路面電車構想のポイント】

この構想は池袋の街全体を「テーマパーク」とする夢のような街づくりです。
そしてそのために、あえて池袋中心部の狭いエリアに環状線の路面電車を計画していています。

この中心部を遊園地のアトラクションのように路面電車を導入しようという試みです。

そして回遊客を増やし街全体の活性化、新宿や他の都心部競合都市との差別化を図る構想であることが記事で述べています。

池袋は路面電車以外の再開発は急ピッチに現在進んでいます。

実現可能性も高いかと考えられます。


【街そのものをテーマパークに・・・】

八王子や横浜の路面電車計画は、新交通システムの一環として「合理的」に計画されています。
ここで言う「合理的」というのは
① A地域とB地域を結ぶ
② 電車とバスの中間性
③ 建設費の抑制
・・・といった意味です。

「街の魅力」は今後熾烈となる都市間競争においても重要なポテンシャルとなります。
短期的な「合理性」「経済性」「採算性」「費用対効果」だけではなく、長期的な視点からの投資が今後は求められてきます。 

まちづくりにおいて合理性や経済性等を追求していくと、どうしても同じような単調なものが出来てしまいます。

これは都市開発のミニチュア版といえる民間のショッピングモールで考えるとわかるでしょう。


【画一的なショッピングモール】

「海老名のららぽーと最近行ってる?」
「あんまり行かない。どこも同じだから・・・飽きてきた。」

ちょうどこんな会話を、後輩と夏前にしました。
まさに同感。
 
・雰囲気が同じ
・テナントが同じ

イオンやららぽーと、アリオといったショッピングモールは、テナントは同じ系列を入れること。
そして基本的なデザイン、設備は使いまわしの設計となるので「どこにいっても同じ」 という弊害が大きくなります。
当初あった「ワクワク感」は失われやすくなります。
これは近所にある大きなスーパーといった小さい商圏、集客力に次第に収斂されるものと考えられます。
言い換えれば「よその地域からわざわざそこに行かない」。ということです。

ちょうど先週、南町田(グランベリーモール)の再開発の記事を朝日新聞掲載していましたが、この南町田の構想は、そういった観点からも、行政の町田市や民間の東急などが再開発を計画しているのが分かります。

中途半端になりましたが、また徒然・・・