こんばんは。
今日は都市構造が簡単にわかる「昼夜間人口(比率) 」を見てみたいと思います。
簡単に書くと「夜間人口はその市に住んでいる住民数。昼間人口は昼にその市にいる人口」となります。
つまりサービス業や雇用人口の大きい中核都市である市町村は、人が集まるため昼夜間の人口比率が大きくなり、逆にベッドタウンほど比率が低くなり流出していることが分かります。
リンク元 wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%BC%E9%96%93%E4%BA%BA%E5%8F%A3
「流入人口」は「流出人口を引いた数字」なので「流出入人口」と表記したほうが分かりやすいかもしれません。
【首都圏と関西圏の違い】
神奈川や埼玉等を見ると東京のベッドタウンであることが一目で分かります。
少し意外だったのが京都や神戸。東京同様、大阪のベッドタウンのイメージが強いですが、この指標を見ると大阪からある程度というよりほとんど自立しています。
首都圏は東京の中央集権ですが、関西圏は三都市の連合であることがよく分かります。
番外として「浜松」ですが、これもかなり意外でしたが、周辺に中核となるような都市がないにも関わらず100を切っています。その理由として現地を知る限り推測出来るのは「郊外の工場等への就業者が多そう」ということです。周辺環境から察すると、生活に便利な市街地に住み車通勤で郊外へ働きに行くスタイルのようです。
【相模原市の昼夜間人口】
政令指定都市の中で90をきっているのは川崎市と相模原市となっています。
川崎市は田園都市線沿いといった住宅地が延々と続いていることやすぐ隣が23区なので分かりますが、相模原市の90以下というのも意外でした。
都心への通勤客や近隣他都市の工業地帯への就業が多いのかな・・・と推測できます。
市の統計資料等の分析も記事にすべきですが、それだけで膨大になりそうなため、また改めて徒然したいと考えています。
【雇用(昼間)人口の創出】
相模原市は青山大学等、様々な誘致を行ってきました。また反対にセントラル自動車等の大規模な工場の移転等がありました。
元々相模原市は軍事都市であり、補給廠や道路網、NEC、三菱・・・等など至る所にその名残りが見られます。
リニア橋本駅の開業に向けて、こういった既存の産業とどう共存していくか、また昼間(雇用)人口の創出をどうするか・・・といった課題もありそうです。
また徒然。
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