こんばんは。

東京新聞(2017.4.30)に準備工事着工との記事がありました。

東京新聞-「来月上旬にリニア新駅着工へ 相模原・橋本駅近く」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201704/CK2017043002000174.html

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王将の跡地ですね。


【新聞記事の工事要約】

・準備工事
・杭などを打ち込む
・目的は東西方向へシールド掘削する発進基地を設けること
・長方形の穴の周辺に深さ30mくらいまで杭を打ち土留の壁を造る
・今回の工事では穴は掘らない
・発生する残土は500~1000m3


※  シールド推進工法
http://ezhiro.blog.jp/archives/43127115.html 

【解説】

この東京新聞の記事から推測すると、王将の跡地に連続的に鋼矢板もしくはRC連続壁を打ち込み、掘削する前段階となる土留を完成させる工事と考えられます。


(今回の工事完成予想) 
下記は鋼矢板、RCの場合これが円形状のコンクリート

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(施工の様子:鋼矢板の圧入)
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【一般工事の土留の種類】
立坑の土留には主に2種類あります。
・鋼矢板工法
・横矢板工法

また中小規模の立坑工事で、杭が打込めない条件の場合にはライナープレート工法等もあります。 

【鋼矢板工法の特徴】
・連続的に止水性のある鋼矢板を打込むため、止水工事が小規模に収まる。
・掘削範囲をまず囲むように鋼矢板を打込む

【横矢板工法の特徴】
・親杭となるH抗という杭を先に打込み、掘削しながら横矢板をはめて土留を完成させる。
・止水性はなく、掘削した後に横矢板をはめていくため地盤が良くないと厳しい。

16号の地下道工事は、昨年の工事案内を見る限りでは横矢板工法。
これは地盤がいい(止水工事が必要ない)、掘削する深さが深くないことから選定されているかと考えられます。


【今回は鋼矢板工法か?連続地中壁か?】

今回の王将跡地のシールド発進立坑は、おそらく鋼矢板工法もしくはそれに類した工法で設計されていそうです。 
H鋼を打ち込むとのことなのでRC連続地中壁工法になりそうです。

それほどの量にないにせよ、(掘削)発生土がなぜ発生するのか?ざっくりと考えてみましたが、その理由は、 土留めなどを打込む帯状にそって、地上から数m程度はコンクリート構造物などの障害物がないのを掘削して確認してから打ち込むため と考えられます。

工事現場では、更地となっている場所でも、実際に掘削してみると「いつの?誰が?」といった不明なコンクリート構造物が出てきます。


【雑記】

今回の立坑は、名古屋方面(相模川方面)への発進立坑の工事です。
リニアの地下駅の躯体はシールドといった円形断面ではなく形状も複雑なため、上から掘る開削工事、そして駅の躯体となるコンクリート構造物を造っていきます。
いずれ、この立坑の東側相原高校方面も土留をして掘削していきますが、東電送電線移設工事を行わないと施工は厳しいかと考えられます。

シールド工法の概略などは過去記事にありますので、興味のある方はご覧ください。

【過去記事  シールド推進工法】
http://ezhiro.blog.jp/archives/43127115.html

また徒然。。


※  2017.5.12  毎日新聞などによると今回の工事ではH鋼(親杭?)を打ち込むとのこと。そのためRC連続地中壁工法かと。


【追記】横浜線下の非開削工法2017.5.20