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こんばんは。
今夜も気が向くまま徒然書いていきます。

このブログもほとんど日記状態なので、そのうち「サイトとして簡潔に分かりやすいように」と考えてますが、そのまま・・・。

数年前にも16号の地下通路工事の工事フローを簡単に書きましたが、改めて「建設工事の設計から施工」について書きたいと思います。

中小工事も大規模工事も大雑把な流れは同じです。

このブログをリピーターして頂いてる方で結構20歳以下の方も多いので、大学や学校での勉強と実務についても書いていきます。


【事前調査】

建設工事の設計をするにあたり、数多くの情報が必要となります。

⑴ 工事場所の交通情報(交通量・バス等の路線)
⑵ 周囲環境(住宅地か商業地か)
⑶ 支障となりそうな他企業のインフラ
⑷ 地質・地下水の有無
⑸ 資機材・工事車両の搬入搬出の可否

これらを調べるために現地踏査は当然ですが以下の実務を主に行います。

⑴ 関連する他企業の埋設管などの調査・協議
⑵ 地質データ(ボーリングデータ)がないときはボーリング調査
⑶ 搬出入方法の調査
⑷ 商店などの営業時間等の調査

建設土木的な分野はこの段階だとボーリングデータが主になります。
なぜこれをするかというと
⑴ 土留掘削の設計
⑵ 止水工事の設計
に必要不可欠なデータとなるからです。

また他企業の管や電線等が支障となり移設が必要となった場合は、移設方法等協議が必要となります。
当然最優先されるのは「出来るだけ断水や停電等の時間を極力抑える」ことが中心となります。


【夜間工事・昼間工事はどうやって?】

交通量が多くて昼間に工事を行うと大渋滞が想定される場合は夜間工事となります。
これは発注者とバス会社等関連企業が協議し警察の許可を取って決めます。

写真の工事は16号の地下通路工事ですが、夜間作業となっている工事は
⑴ 杭打工・路面覆工
⑵ 掘削・支保工の一部
⑶ 躯体工の大半
⑷ 路面復旧工
となっています。

掘削工・支保工(仮設)は覆工板を一部開けて施工できるためにほぼ昼間工事。
躯体工は、地下のコンクリート構造物の打設を行うため夜間工事。
路面復旧工はいわゆるアスファルトの舗装工事ですが、全面をするので夜間工事。一部昼間になっているのは、歩道やL型等の工事かと思います。


長くなりそうなので続きはまた徒然。